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YouTube Studioアナリティクスに、また新しい項目が追加されたのにお気づきでしょうか?その名も「視聴行動別の視聴者数」。でも、いざ見てみると「なんじゃこりゃ?!」って思った方も多いはず。
正直、公式の説明だけだとちょっと分かりにくいんですよね。「新しい視聴者数」「一時的な視聴者」「定期的な視聴者」…さらにアプリ版では「ライトな視聴者」「コアな視聴者」と名称が違うというカオスっぷり。
そこで今回は、この新しいアナリティクス項目について、分かりやすく解説していきます。これからのチャンネル運営にどう役立つのか、一緒に見ていきましょう!
INDEX
結局どういうこと?新指標「視聴行動別の視聴者数」とは
まず、この「視聴行動別の視聴者数」が何を意味するのか、整理していきましょう。YouTubeが今回提供してくれたのは、視聴者があなたのチャンネルに対してどれくらいの頻度で関わってくれているかを測る新しい指標です。
「新しい視聴者数」ってなに?
これは読んで字のごとく、過去1年間にあなたのチャンネルを初めて視聴したユニークユーザーの数を指します。いわゆる「新規さん」ですね。この数値が多いほど、新しい層にリーチできていることになります。
「一時的な視聴者(ライトな視聴者)」とは?
公式の説明だと「過去 1 年間にチャンネルを視聴した月が 5 か月以下」とあります。補足には「ある程度の期間内にときどきチャンネルを視聴。過去 1 年間のうちの 1~5 か月で、1 か月に 1 回以上チャンネルを視聴」と追記されていますね。
つまり、あなたのチャンネルをたまに見てくれる人たちのことです。「あ、なんかおすすめに出てきたから見てみようかな」「久しぶりに動画上がってるな」くらいの感覚で見てくれる層だと考えると分かりやすいでしょう。
アプリ版でいう「ライトな視聴者」がこれに該当します。こっちの方がしっくりくる人も多いかもしれませんね。
「定期的な視聴者(コアな視聴者)」とは?
こちらは「過去 1 年間にチャンネルを視聴した月が 6 か月以上」が公式の説明です。補足では「長い期間にわたってチャンネルを継続的に視聴。コアな視聴者は、過去 1 年間のうちの 6 か月以上で、1 か月に 1 回以上チャンネルを視聴」とあります。
これは、あなたのチャンネルを継続的に、高い頻度で見てくれている熱心なファンのことです。「新しい動画が上がったら必ずチェックする」「このチャンネルの動画は欠かさず見てる」というような、あなたのチャンネルを支える層と言えるでしょう。
アプリ版の「コアな視聴者」が、まさにこの層を指します。
なぜこの新機能が追加されたのか?どう活用する?
さて、この新しい指標が追加されたことで、私たちはどんなメリットがあるのでしょうか?
今までは、単に「視聴者数」や「リピーター数」といった大まかな数字しか見れませんでした。しかし、この「視聴行動別の視聴者数」を見ることで、以下のような分析が可能になります。
- 新規獲得ができているか?: 「新しい視聴者数」が増えていれば、新規の層にアプローチできている証拠。
- ライト層からコア層への育成は?: 「一時的な視聴者」が「定期的な視聴者」にどれくらい移行しているかを見ることで、既存の視聴者をどれだけファンにできているかが見えてきます。
- 動画内容と視聴者層の関連性: 特定の動画がどの視聴者層に多く見られているのかを比較することで、コンテンツの方向性を調整できます。例えば、新規向け動画が一時的な視聴者に響いているのか、それともコアな視聴者が新しい動画にも食いついているのか、などが分かります。
- リピート施策の改善: 「一時的な視聴者」が多いのに「定期的な視聴者」が少ない場合、視聴者が定着しない原因を探り、改善策を打つヒントになります。
- 検索流入がメインのチャンネルの場合、検索ワードなどを、今回の著者傾向を比較することで「どのキーワードが自分のチャンネルにマッチしているのか?」その他検索需要など含め、いろいろなところが推測可能になりそうです。
この数値の推移を見て、動画の企画や投稿頻度、プロモーション方法などをアジャストしていくことで、より効率的なチャンネル運営ができるようになるでしょう。
まとめ
今回のYouTubeアナリティクスの新機能「視聴行動別の視聴者数」は、一見分かりにくいですが、チャンネルの成長段階や視聴者との関係性を深く理解するための強力なツールです。
「新しい視聴者数」「一時的な視聴者(ライトな視聴者)」「定期的な視聴者(コアな視聴者)」の3つの指標を定期的にチェックし、あなたのチャンネルをさらに大きくしていくための戦略に役立てていきましょう!