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安価で手軽に始められるゲーミングデバイスをお探しですか?今回は、KeepHIFI様より提供いただいたゲーミングイヤホン「KBEAR NZ02 【哪吒】」について、その特徴や使用感をレビューしていきます。※追って動画レビュー予定
果たして、その実力はいかに?このイヤホンがあなたのゲーム体験をどう変えるのか、詳しく見ていきましょう。
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INDEX
KBEAR NZ02ってどんなイヤホン?
KBEAR NZ02は、ゲーム体験を再定義するために設計された高品質な有線ゲーミングイヤフォンです。この製品は、音質と快適さを追求し、ゲーマーに最適な選択肢を提供します。
開封&同梱物

箱は中華製品らしい独特なデザインでコンパクト。開封してみると、同梱物はシンプルで、本体+イヤーピース+説明書。日本語の説明書はありませんでした。

特徴
- デュアルマグネティックサーキット: 高音質を実現し、よりクリアな音を提供します。
- ダイナミックドライバー(DD): 力強い低音と明瞭な高音を再生します。
- HiFi音質: ゲームの没入感を高めるため、音質にこだわっています。
- 多様な接続オプション: 3.5mmジャックとType-Cプラグの両方に対応。
製品仕様と第一印象
KBEAR NZ02は、KeepHIFIの公式サイトで16ドルという非常に手頃な価格で販売されているゲーミングイヤホンです。カラーはブラック、シルバー、レッドの3色展開。さらに、マイク付き、マイクなし、Type C対応の3種類のバリエーションが選択可能です。
ブランド | KBEAR |
モデル | NZ02 |
色 | 黒 / 銀 / 赤 |
インピーダンス | 16Ω±2Ω |
感度 | 105dB±3dB |
周波数範囲 | 20-20kHz |
ピン | 取り外し不可 |
プラグ | 3.5mm / Type-C |
マイク | オプションのマイク |
説明書にはリケーブル可能と捉えられるような図がありましたが、ケーブルの交換はできない仕様とのことです。
デザイン・装着感・質感
外観/デザイン
このイヤホンは耳かけ型、いわゆるイヤーフック型になります。今回レビュー用に届いたのはKBEAR NZ02 シルバーのモデルでした。
外観は金属のように見えますが、触ってみるとプラスチック製でしょうか?(調べたところ亜鉛合金とのことです)。背面がスケルトンデザインになっているのが特徴的で、ゲーミング感を感じさせるポイントかもしれません。
ケーブルの途中にはマイクが付いています。ケーブルの長さは一般的なイヤホンと同程度です。
イヤーピース
特筆すべきはイヤーピースの交換のしやすさです。普段イヤーピース交換に苦労することもあるのですが、KBEAR NZ02は非常にすんなりと装着できました。これは地味ながら嬉しいポイントです。
質感
本体はプラスチック製のためか軽く感じます。しかし、シルバーモデルの場合、質感的に少し安っぽく見えてしまう可能性も。気にされる場合は、ブラックやレッドを選んだ方が良いかもしれません。
※イヤホンのシルバーの部分をプラスチックと思っていましたが、調べたところ、プラスチックではなく。亜鉛合金という素材のようです。
装着感
耳かけ部分のホールド力が少し弱いように感じました。すぐに外れるほどではありませんが、VR3000などの他のイヤホンと比較すると、耳にかける部分の安定感がやや劣る印象です。
【音質】ファーストインプレッション

音楽試聴
PCに接続してまず気になったのは、わずかなホワイトノイズが聞こえることです。個体差でたまたまハズレを引いてしまったのかの判断は残念ながらつきません。
ホワイトノイズが聞こえたため、音質はチープなのではないかという懸念がありましたが実際に聞いてみるとそんな印象はありませんでした。
普段使用している有線イヤホン、Final VR3000や、竹林鳥Z3と比較してみると、明らかな違いが見えてきました。
KBEAR NZ02はそれと比較すると音の広がり、空間を感じるように思えます。ただし、やはりプラスチックを通して聞こえているような、安っぽい響きのような印象も受けました。
KBEAR NZ02は、中域、高域、低域など全体的に音が大きく、迫力を感じる点はあります。
聴く音源によっては、普段使用している有線イヤホン(8000円クラス)よりも明らかに良いと感じる瞬間もありました。
ゲームプレイ

ゲーミングイヤホンとして重要なのは、音質だけでなく、ゲーム内での定位感や距離感です。特にFPSゲームなどでは、音によって敵の位置を把握できるかが勝敗を分けることもあります。
実際に、フォートナイト/Escape From Tarkov/アリーナブレイクアウト/Once Human/Apex Legends/デルタフォース/Escape From Tarkovなど試してみました。
まず感じたのは、音のエッジが非常に明瞭であるという特徴があります。これはゲーム内の効果音や足音などが聞き取りやすいという点で有利に働く可能性があります。
しかし、音の厚みや音圧、深みといった点では物足りなさを感じます。表現するなら「あっさり」「薄っぺらい」という印象です。※後述:この点は数日経過で真逆の印象に変わります
こう言うと、マイナスのように聞こえるかもしれませんが、ゲームプレイ、特にFPSでは「高音質」よりも「敵の位置/足音を把握できる」ことの方が重要です。
具体的には、イコライザなどで「足音以外の帯域を下げる」ことにより、足音のみにフォーカスすると、エッジがきいているだけに効果的かもしれません。
【音質】しばらく使用、真逆に変化した印象
※その後、日常用途で別のイヤホンと混ぜながら使っていたところ、印象がだいぶ変わってきました。
当初「あっさり」「薄っぺらい音」と感じていましたが、現在では「マイルドで厚みを感じる音」という印象です。
※ゲーム用途においても、だいぶ印象が変わりました。例えばFPSなどの銃声は、余韻を感じ、音圧・風圧を感じるかのような厚みが感じられました。逆にエッジの明瞭感が少し損なわれているように感じてきました。
この変化はここ数日で色々なイヤホンでゲームを試していたことから感覚の方が変化した結果かもしれません。
当初言っていた「あっさりや薄っぺらい音」という感覚はどこから生まれてきたのかと疑問に思うような状況で、自分でもきちんと理由は把握できていません。
どちらにしてもしばらく使った現在では、当初感じたチープさというところは全くなく、割と上質という雰囲気さえ感じている現状です。
また、今この瞬間は普段使っていた「Final VR3000 for Gaming」「竹林鳥 Z3」よりも良いと感じています。その他、同じくKeepHIFI様からご提供頂いた、CCZ MC02も同じ系統で更に力強い音が出る印象なので参考にどうぞ(YouTube)
マイク性能

録音してみたところ、割と綺麗に録れていました。とはいえ、ダイナミックマイクやコンデンサーマイクと比べれば、もちろん劣っているとは思いますが。
ただし、動画編集中に録音を試した限りでは、聴くらべてもさほど差を感じませんでした。録音状態や環境依存はあるとは思いますが、特別ひどいみたいなことはなさそうです。
PCでは、中華製の安いDACですが、そこを経由してマイクは使用しています。このダックを経由するだけでも、マイクの音質は随分変わるので、そこの依存は大きそうです。
【まとめ】KBEAR NZ02は買いか?

KBEAR NZ02は、約2000円という非常に手頃な価格で購入できるゲーミングイヤホンです。
良い点
- 非常に安価である
- コンパクトで軽量
- イヤーピースの装着がしやすい
- 全体的に音量が大きい
- 音のエッジが明瞭で、ゲーム内の音が聞き取りやすい
- ※追記:全体的にマイルドかつ音に厚みを感じ、大音量時迫力が得られる
気になる点
- ホワイトノイズ
- 亜鉛合金の質感(特にシルバーの場合安っぽく見える?)
音の深みや厚みが少ない、あっさりした音質- 耳かけ部分のホールド力がやや弱い
総評価
総合的に考えると、この価格帯であれば「全然買って悪くはない」製品と言えるでしょう。特に、オーディオに強いこだわりがなく、安価で手軽に使えるゲーミングイヤホンを探している方には選択肢の一つとなり得ます。しかし、音質に一定の深みや厚みを求める方には物足りなさを感じるかもしれません。
あなたのイヤホン選びの参考になれば幸いです。もしKBEAR NZ02を使ったことがある方がいれば、ぜひコメントで感想を共有してください!