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2025年4月22日、Instagramから新しい動画編集アプリ「Edits」がついにリリースされました。今回は、「Edits」の概要から、実際に使ってみた感想、過去のInstagramのスタンドアロンアプリとの比較、そして他の動画編集アプリとの違いまで、詳しく解説していきます。
ツイートしたもの+Grok回答など含みます。
INDEX
「Edits」とは?Instagramが提供する新しい動画編集ツール

「Edits」は、Instagramが提供する無料の動画編集アプリです。App Storeの説明によると、以下の特徴を持っています。
- 無料で利用可能:追加料金は一切かかりません。
- ウォーターマークなし:編集した動画にロゴが入らないため、様々なプラットフォームで自由に共有できます。
- フルHDでシェア:特にInstagramへの投稿において、1080pの高品質な動画をスムーズに共有できます。
- 多機能な編集ツール:AIアニメーション、クロマキー合成、音声ノイズ除去、字幕の自動生成とカスタマイズなど、高度な編集機能が搭載されています。
Instagramはこれまで、「IGTV」や「Threads」といったスタンドアロンアプリをリリースしてきましたが、今回は動画編集に特化したアプリとして、CapCutのような人気ツールに対抗する形で登場しました。4月22日に正式公開されています。
「Edits」のリリースは、当初2025年3月13日に予定されていましたが、その後延期され4月30日公開と記載ありましたが、最終的に4月22日に公開されました。
「Edits」の主な機能と使い方
公開された「Edits」の主な機能をまとめます。
1. ログインと基本操作
「Edits」はInstagramアカウントでログインして使用します。アプリを開くと、画面下部に以下の5つのタブが表示されます。

- Ideas(メモ):動画のアイデアを記録できます。
- リール閲覧:Instagramのリール動画を閲覧できます。
- プロジェクト(動画編集):動画編集のメイン画面です。
- カメラ:アプリ内で動画を直接撮影できます。
- インサイト:動画の分析機能を利用できます。
2. Ideasタブ:クリエイティブなアイデアを整理

Ideasタブでは、付箋形式でアイデアをメモできます。Instagramの保存済み投稿やコレクションから音源を呼び出して使用したり、テキストでメモを追加したりすることも可能です。クリエイターにとって、アイデアを整理しながら編集作業を進められる便利な機能と言えるでしょう。
3. リールタブ:インスピレーションを得る

リールタブでは、Instagramのリール動画を閲覧できます。「インスピレーション」と「フォロー中」のフィードを切り替えたり、メモタブと同様に「メモ」や「音源を使う」機能を利用したりできます。動画の保存も可能ですが、いいねやコメントはできません。また、プロフィールアイコンをタップすると、Instagramアプリが起動するようになっています。
4. プロジェクトタブ:本格的な動画編集
プロジェクトタブでは、動画編集に必要な基本的な機能が一通り揃っています。具体的には以下の機能があります。
- エクスポートオプション:FHD(1080p)、2K、4Kの解像度に対応。SDR/HDRの選択も可能です。
- オーバーレイ(PiP):動画や画像を重ねて表示できます。
- 切り抜きオーバーレイ:動画内の動くオブジェクトを切り抜いて重ね合わせることも可能です。
- フォントとアニメーション:字幕のデザインやアニメーションを細かくカスタマイズできます。
- ボイスオーバーと文字起こし:自分の声を追加したり、動画内の音声を自動で文字起こししたりする機能も搭載されています。
例えば、グリーンバックを使えば、簡単に動画の背景を変更できますし、ピクチャーインピクチャーで動画の上に別の素材を載せられるのも便利です。
ただし、エフェクトや文字アニメーションなどは他アプリと比較すると限定的な印象もかんじます。
5. カメラ機能:撮影から編集までスムーズに

カメラタブでは、以下の機能を活用してアプリ内で直接撮影が可能です。
- 音源の追加:撮影時に好きな音楽を設定できます。
- グリーンバック:クロマキー撮影が可能です。
- タイマーと速度調整:撮影のタイミングや動画の速度を調整できます。
- 美肌フィルター:自然な美肌効果で撮影できます。
- ズーム:0.5倍から5倍までのズームが可能です。
- 解像度とフレームレート:HD/2K/4K、24~60fps(端末の性能に依存する場合があります)。
ただし、一部機能(フラッシュや速度調整など)は、使用している端末やOSのバージョンによって利用できない場合があるようです。※新機能につきももののアカウント依存の可能性も
「Edits」と他の動画編集アプリを比較

「Edits」は他の無料動画編集アプリと比較してどうなのか、Grok(AIアシスタント)に質問してみました。以下に、Grokの回答を基にした比較をまとめます。
CapCutとの違い
「Edits」はCapCutを意識して開発されたアプリであると言われています。Instagramの責任者であるAdam Mosseri氏は、「EditsはCapCutとは異なるクリエイティブツールを提供し、ターゲットはより狭い」と述べています。具体的な違いとしては以下の点が挙げられます。
- 無料機能:CapCutでは字幕生成やノイズ除去が有料の場合がありますが、「Edits」ではこれらの機能が無料で利用できます。
- ウォーターマーク:CapCutの無料版ではウォーターマークが付くことがありますが、「Edits」ではウォーターマークは一切ありません。
- クリエイティブツール:Mosseri氏は、「Editsの方が幅広いクリエイティブツールを提供する」と主張しています。
他の無料アプリとの比較
無料でウォーターマークを削除できるツールも存在しますが、「Edits」のようにInstagramと直接連携できる点は大きな強みです。また、他ユーザーのリール投稿を見たり、保存/コレクションからアイデアメモをして撮影、編集、投稿までをシームレスに行える点は他のアプリでは叶わないEditsならではのメリットと言えそうです。
「Edits」のメリットと課題

「Edits」を使ってみて感じたメリットと、今後の課題となりそうな点をまとめます。
メリット
- 無料でウォーターマークなし:手軽に高品質な動画編集を始められるのは大きな魅力です。
- Instagramとの連携:リールやフィードへの投稿が非常にスムーズに行えます。
- アイデア収集から撮影、動画編集、投稿、分析まで一つのアプリで進められます。
- 多機能性:テキストアニメーションやグリーンバックなど、最新のトレンドに対応した機能が豊富に搭載されています。
課題
- 過去のスタンドアロンアプリの動向:過去のInstagramのスタンドアロンアプリが次々とサービスを終了しているため、「Edits」の長期的な継続性にはやや不安が残ります。
- 一部機能の端末依存:一部機能が使用する端末の性能やOSに依存するため、全てのユーザーが快適に利用できるとは限りません。今後のアップデートでの改善に期待したいところです。
- 細かな操作性:まだリリースされたばかりのアプリなので、今後のアップデートでより洗練された操作性になることを期待します。
まとめ:動画クリエイター必見の新ツール「Edits」を試してみよう

Instagramの新しい動画編集アプリ「Edits」は、無料で利用できるにもかかわらず、非常に多機能で魅力的なツールです。Instagramとの連携がスムーズであり、クリエイター向けの機能が充実している点は大きな強みと言えるでしょう。CapCutなどの他のアプリと比較しても、無料で使える機能の多さやウォーターマークがない点は際立っています。
ただし、過去のスタンドアロンアプリの歴史を考慮すると、長期的なサポートやアップデートが重要な鍵となるでしょう。動画クリエイターの皆さんは、ぜひ一度「Edits」をダウンロードして、その使い心地を試してみてください。新たな可能性が広がるかもしれません。
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余談:Instagramのスタンドアロンアプリの歴史
過去のInstagramのスタンドアロンアプリの例を振り返ってみましょう。
- IGTV(長尺動画専用):既にサービスは終了しています。
- Threads(旧DM&ストーリー専用アプリ):一度廃止されましたが、テキストベースの新しいアプリとして再登場しています。
- Direct from Instagram(DM&ストーリー専用):こちらもサービス終了しています。
- IG Shopping(ショッピング専用アプリ):公開には至りませんでした。
こうした過去の事例から、「Edits」の長期的な継続性には疑問が残るものの、このツールには異なる意義があると考えています。